元2024 5月 中国
日光への暴露はビタミンDの合成や概日リズムの調整などに貢献している。
しかし過剰な暴露は紫外線による炎症反応、DNA損傷、免疫抑制などの健康問題を引き起こす可能性がある。
そこで、日光暴露と脳構造および脳卒中との関連をくわしくしらべてみたそうな。
UKバイオバンクのデータについて、
異なる日光曝露時間群間における脳構造マーカー(脳の特徴ごとの体積)の差異を比較した。
性、年齢、疾患(高血圧、脳卒中、糖尿病)ごとに分析を行った。
日光曝露と脳構造マーカーとの用量反応関係を調べ、さらに季節による層別化を行った。
次のようになった。
・日光曝露時間と脳構造マーカーとのあいだに負の相関が認められた。・2時間を超える長時間の日光曝露は、脳全体の体積、白質、灰白質、および白質高信号域と有意に関連していた。・これらの関連は男性および60歳未満でより顕著であった。・脳卒中との有意な関連はみとめられなかった、
日光曝露と脳構造マーカーとの間には非線形関係が認められ、その方向は日光曝露2時間前後で変化した。とくに夏の2時間を超える長時間暴露では脳の灰白質、白質を含む体積があきらかに減少していた、
というおはなし。
感想:
脳の体積が減るはおどろき(上のグラフ)。
脱水で脳がしぼむんだろうけど、見てわかるほど減るのね。