元2025 2月 中国
近年、腸内細菌と脳の健康との関係が注目されている。腸内環境を整えることで、炎症や代謝異常を抑え、脳卒中のリスクを下げられる可能性がある。
そこで、腸内細菌の多様性と関連する食事の質を数値化した「腸内細菌食事指数(DI-GM)」と脳卒中の関係をくわしくしらべてみたそうな。
全米健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、20歳以上の48,677人を対象とした。
食事内容や人口統計データを収集し、DI-GMと脳卒中の有病率の関連を多変量ロジスティック回帰分析で検討した。また、年齢別の解析やROC曲線、制限立方スプライン(RCS)分析も行い、関係性の詳細を明らかにした。
DI-GMの評価項目 DI-GMは、腸内細菌の多様性を高める食品の摂取量に基づく食事スコアである。具体的には、以下の食品がプラス評価となる。
-腸内細菌に良い食品(DI-GMを上げる)
発酵食品:納豆、ヨーグルト、キムチ、漬物、味噌
食物繊維が豊富な食品:玄米、オートミール、全粒粉パン、大豆、インゲン豆
野菜・果物:ブロッコリー、ニンジン、ほうれん草、トマト、リンゴ、バナナ
ナッツ・種子類:アーモンド、くるみ、チアシード
健康的な脂質:オリーブオイル、アボカド
魚類:サバ、イワシ、サケ(オメガ3脂肪酸を多く含む)
逆に、以下の食品はマイナス評価となる。
-腸内細菌に悪影響を与える食品(DI-GMを下げる)
加工食品・ジャンクフード:スナック菓子、インスタントラーメン、ファストフード
糖質の多い食品:清涼飲料水、菓子パン、ケーキ、アイスクリーム
赤肉(四つ足の家畜肉)・加工肉:ハム、ソーセージ、ベーコン
精製穀物:白米、食パン、うどん(食物繊維が少ないため)
次のようになった。
・DI-GMが高いほど脳卒中の有病率が低いという結果が得られた。特に30歳以上の参加者において、その関係はより明確だった。・調整後もオッズ比 0.93(95% CI: 0.89-0.98, P = 0.003)と有意な関連が認められた。・腸内細菌に特に有益な食事(発酵食品や食物繊維を多く含む)をとっている群では、脳卒中のリスクがさらに低く(OR 0.88, P < 0.001)なることが示された。
DI-GMが高いほど脳卒中のリスクが低くなることがわかった。特に30歳以上の成人においてこの関係は顕著であり、腸内環境を意識した食事が脳卒中予防に寄与する可能性がある。つまり、発酵食品や食物繊維を豊富に含む食品を意識して摂り、加工食品や糖質の多い食品を控えることが、脳卒中予防の鍵になるかもしれない、
というおはなし。
感想:
このブログやるようになってから、「腸内細菌」はとても意識してる。
