元2025 2月 中国
脳卒中の再発予防には食事の管理が重要であり、特に塩分摂取量の制限が推奨されている。
最近、中国で行われた大規模な臨床試験「Salt Substitute and Stroke Study(SSaSS)」で、カリウム添加の「代替塩」が脳卒中の再発や死亡リスクを低下させるかどうかくわしくしらべてみたそうな。
クラスターランダム化比較試験(RCT)であり、中国北部600の村に住む15,249人の脳卒中経験者を対象とした。参加者は以下の2群に無作為に分けられた。
-代替塩群(75%塩化ナトリウム+25%塩化カリウム)
-通常の食塩群
研究期間は中央値約5年間であり、脳卒中再発と死亡率への影響を調査した。
次のようになった。
・代替塩を使用したグループでは、以下の有意なリスク低下が確認された。脳卒中再発リスク 14%低下(相対リスク 0.86、P=0.005)死亡リスク 12%低下(相対リスク 0.88、P=0.003)特に脳出血の発生率が30%相対的に減少(P=0.002)・また、代替塩の使用により収縮期血圧が平均2.05 mmHg低下した。高カリウム血症のリスク増加は見られなかった(P=0.96)。
代替塩が脳卒中経験者の再発リスクと死亡リスクを低減する可能性が示された。減塩と同時にカリウム摂取を増やすことで、血圧が低下し、脳卒中の予防効果が得られたと考えられる、
というおはなし。
感想:
これは管理された試験環境での結果。
実生活に代替塩をもちこむと、代替塩の不味さのあまり通常の塩を加える習慣がついてしまい、結果的にナトリウム摂取量が増えて高血圧と脳卒中が起きやすくなる。↓
