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2010年5月18日

ほとんどのひとは脳卒中とわかっていても救急車を呼ばない


Lack of Association Between Stroke Symptom Knowledge and Intent to Call 911. A Population-Based Survey.
5月13日発表




アメリカの研究。

住民アンケートで調べた結果、
脳卒中を示す症状を正しく理解しているひとでさえ、そのほとんど(8割以上)が
実際にそういったシーンに直面しても救急車を呼ばないであろうことがわかった、という話。






実はこれ、ものすごくよくわかる気がする。


自分は、発症当日、
まず足がフラつくようになり、次に左手の感覚がグングン失われてゆくようになって、

これは明らかに脳の中で大変なことが起こっている
たぶん血管が切れたか詰まったかの状態である

と 脳卒中であることを一瞬で理解したにも関わらず、

なぜか、

しょうがない うちに帰ってひと眠りしよう
と考えて誰に相談するわけでもなく、静かに職場を早退して駅に向かった。



いま思い出すと不思議で仕方がないのだが、

とにかく一人暮らしのアパートに帰って ひとまず休もう

そう考えていた。

無事帰り着いていたら、と思うとコワイ。



きっと あまりにも重大な事態に遭遇すると、ひとはその状況を認めたくなくなる、
認めることができなくなってしまうのではないか…

と思う。

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