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2011年11月9日

発光ダイオードで植物状態患者の手が動く


Focal Increase in Cerebral Blood Flow After Treatment with Near-Infrared Light to the Forehead in a Patient in a Persistent Vegetative State.
2011  11月  日本



事故や脳卒中で脳にダメージを負った患者への

光照射療法に効果がありそうなことがわかっている。


そこでLED(発光ダイオード)ライトで脳の血流が変化するかどうか調べたそうな。




近赤外線を発する146個のLEDライトを並べたものを

植物状態の患者の前頭部から5mmほどの位置に置いて

頭蓋骨越しに、1回30分 73日間 光の照射を続けた。




その結果、

患者は自らの喉に手を延ばすことができるほどに回復した。



また、放射性同位元素を用いた脳の断層撮影を行い

脳血流の変化を調べたところ、


光照射後の左前頭葉の脳血流が20%増加していることがわかった。




LEDを使った光照射療法は脳血流を増加させ

重症の脳損傷患者の回復に役立つかも知れない

ことがわかった、


というおはなし。

図:脳卒中の光治療






感想:

同じ経頭蓋治療の、TMStDCSの研究者に言いたい。

『そんなに効果があるのなら麻痺の軽い人ばかり相手にしていないで、

植物状態の患者にも応用してみたら?』 って。

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