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2014年6月11日

[音楽サポート療法] みんなで一緒にやればイイってものでもないことが明らかに


Music-supported motor training after stroke reveals no superiority of synchronization in group therapy.
2014  5月  ドイツ


音楽サポート療法は脳卒中リハビリに有効とされ、皆で演奏することにより患者同士の懇親を深める効果もある。

そこで、患者同士の同時演奏が運動機能回復に良い影響があるかどうか実験してみたそうな。


脳卒中になって間もない28人の患者について、1回30分間の簡単なピアノ演奏訓練を行った。

計10回で、最初の3回は個別に訓練を行い、

以降2人ずつペアにして、

*全員一斉に演奏するグループ
*ペア毎に順番に演奏するグループ

に分け訓練を継続した。

その後、手の器用さおよび患者の心理状態を評価、比較した。


次のようになった。

・両グループともに手の機能が大きく改善した。

・9ホールペグテストでは順番に演奏するグループでの改善が大きかった。

・ウツや疲労度が両グループで低下した。

・パートナーに対する親近感は一斉演奏グループよりも順番演奏グループの方が強かった。


音楽サポート療法により運動機能および気分の改善が脳卒中患者本人のみならず患者パートナーにも及んだ。特に演奏を順に行う場合に より効果的だった、


というおはなし。

音楽サポート療法

感想:

リハビリ病院にいるとき 嚥下に良いってことで、ばあちゃんたちが集められてみんなで歌を歌ってた。あれも順番に歌わせるとより効果的なのかな。

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