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2015年1月24日

脳卒中患者はタンパク質をしっかり摂ったほうが良いとする理由


Effects of different intakes of protein on nutritional status in severe stroke patients
2014  11月  中国

脳卒中患者のタンパク質摂取量の影響を調べてみたそうな。


89人の重症脳卒中患者を1日のタンパク質摂取量ごとにA,B,Cグループに分けた。

A:0.9g/kg
B:1.2g/kg
C:1.6g/kg

7日後、14日後の血液サンプルおよび上下肢の周囲長を測定した。


次のことがわかった。

・14日時点でグループA,Bの上腕周囲長および下腿周囲長が著しく減少した。グループCでは変化はなかった。

・総タンパク質およびアルブミン、ヘモグロビンがグループAでは減少の一途。グループBでは一旦減少して増加、グループCでは減少はなく後半に増加した。

・体筋肉量を反映するクレアチニンは3グループとも変化はなかった。

・タンパク質の代謝産物である血液尿素窒素はグループA,Bで増加したがグループCでは変化がなかった。


重症脳卒中患者の栄養状態を改善するためにはタンパク質を1日あたり1.6g/kgは摂らせると良い、

というおはなし。

感想:

健康なひとでもかなり意識しないと1.6g/kg にはならないだろうな。ぜんぶ肉(含有率20%)で摂るとすると体重50kgで 400g相当の肉を毎日食べなくてはならない。

思い出すに、、リハビリ病院の食事の量は少なかった。体重3キロ以上減った。

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