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2015年12月3日

脳卒中後のうつと疲労 損傷位置と対処様式


Factors associated with post-stroke depression and fatigue: lesion location and coping styles.
2015  11月  中国

脳卒中あとのうつや疲労感は珍しいことではなく 長く続く問題でもある。それらと脳の損傷部位や心理状態との関連を調べてみたそうな。


急性脳梗塞で情動障害の患者368人について、発症3ヶ月時点でのうつ、疲労の程度を調べ、MRIで確認した損傷位置、対処行動傾向との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・梗塞の位置が大脳基底核、放射冠、内包にある場合、脳卒中後の疲労に関連し、

・脳卒中後のうつと梗塞位置との関連はなかった。

・障害受容はうつと疲労に関連した。

・回避傾向はうつに関連し、対峙傾向は疲労と関連していた。


脳卒中後のうつと疲労に関連する脳の損傷位置は異なった。また各々の対処様式も違っていた、

というおはなし。


感想:

うつが位置によらないって話はときどき聞く。これっておもしろいと思う。

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