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Trends in the incidence of recurrent stroke at 5 years after the first-ever stroke in rural China: a population-based stroke surveillance from 1992 to 2017
いっぱんに再発は脳卒中患者の30%以上をしめるという。
過去20年間で世界全体の脳卒中経験者数は84%増加するいっぽう、高所得国での脳卒中発生率は低下傾向にある。
中国では脳卒中発生率は上昇傾向にあるが、再発率についての集団ベース研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。
1992-2017年の中国農村部での脳卒中患者768人について、その後の5年間の再発の有無をしらべ傾向を解析したところ、
次のことがわかった。
・5年間に全体の26.3%が再発を経験した。彼らは平均65歳で比較的若く 平均教育歴3年で 88%は中学校をでていなかった。脳内出血の32%、脳梗塞の25.2%が再発していた。年齢調整後の再発率は10万人あたり年間43.93人だった。
・2006-2012年の患者に限定すると、再発率は男性が107.79人で 65歳以上では557.76人だった。
・再発率はあきらかな上昇傾向にあり、1992-1998と比べると2006-2012では相対リスク6倍以上、女性はさらに高かった。
中国農村部の脳卒中患者の26%が発症後5年間に再発していた。再発率はおおきく上昇傾向にあった。緊急のリスク管理対策が求められる、
というおはなし。
感想:
リスク管理よりも基礎教育の普及がさきかな。