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2019年7月25日

Stroke誌:手術するべき脳動脈瘤4つのチェック


Treatment Scoring of Unruptured Intracranial Aneurysms
2019  7月  フィンランド

くも膜下出血の発生率は低下傾向にあり平均年齢はあがっている。つまり若年者の発生が減少している。その理由として喫煙率の低下や診断精度の向上が考えられる。

いっぽうMRIの普及にしたがって症状のない未破裂脳動脈瘤の発見が増えている。

これらの状況から 未破裂脳動脈瘤がやがて破裂する(くも膜下出血となる)リスクはかなり低いことがわかる。

未破裂脳動脈瘤の治療(クリップやコイル手術)判断は、その根拠にできる研究が存在しない(選択バイアスが強く使えない)ため非常にむつかしい状況にある。

治療の可否を判断するためのスコア基準 UIA treatment score (UIATS)が提案されているものの とても複雑なうえ精度の検証もなされていない。

「唯一」40年以上まえにヘルシンキ大学がおこなった未破裂脳動脈瘤患者142人を治療せず生涯フォローした研究が使えそうなので、このデータをつかってUIATSを検証し よりすぐれたスコア法を開発してみたそうな。

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