元2020 8月 中国
神経障害による疼痛やうつなどの薬物臨床試験のメタアナリシスにより、これらの効果のかなりの割合をプラセボ効果が担っていることがあきらかになってきた。
薬物療法以外のたとえばrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)のような治療法でのプラセボ効果を系統的に調べた報告はまだない。
rTMSは脳卒中後の運動機能の回復やうつに効果があるとされている。対照群としてのsham(偽)刺激の方法は研究によりまちまちで、偽コイルの使用、コイル位置をずらす、コイル角度や刺激強度を弱める、などの方法がとられている。
そこで、脳卒中患者のrTMS治療でのプラセボ効果についてメタアナリシスをこころみたそうな。