元2021 4月 イギリス
さいきん、アストラゼネカ製COVID-19用ワクチン Vaxzevria(バクスゼブリア)の接種後に、通常はまれでときに致命的となる脳静脈洞血栓症(CVST)と血小板減少症を発症する事例が報告されている。
これらの事例ではヘパリン投与歴がないにもかかわらず、血小板第4因子(PF4)への抗体が確認されていることから、自然発生的なヘパリン誘導性血小板減少症(HIT)と類似した免疫学的メカニズムが疑われている。
このメカニズムにより、通常のCVST治療とは異なる対応が必要と考えられる。
今回、バクスゼブリア投与後に重度の血小板減少症および初回接種で死亡したCVSTの、2人の若い男性の事例があったそうな。