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2025年10月26日

ナインズ神話の崩壊――アルテプラーゼは0〜3時間でもダプトに敗れた

2025  10月  中国


脳梗塞のうち、軽症(NIHSSスコアが5以下)とされるタイプは全体の半分以上を占めるが、実際にはその後の経過で3人に1人が生活に支障を残すことが知られている。

この軽症群に対して、アルテプラーゼ(tPA)による血栓溶解療法が本当に有効なのかについては、いまも議論が多い。

一方で、アスピリンとクロピドグレルを併用する二重抗血小板療法(DAPT)は、CHANCE試験やPOINT試験で再発予防に効果があると報告されており、ARAMIS試験では軽症脳梗塞においてアルテプラーゼに劣らないとされた。

しかし、発症から治療までの時間(onset-to-treatment time:OTT)がこの治療効果にどのように関係するのかは明らかでなかった。
そこで、ARAMIS試験のデータを用い、DAPTとアルテプラーゼの効果がOTTによってどう変化するのか、特に早期神経悪化(END)との関係をくわしくしらべてみたそうな。

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