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2016年4月10日

脳卒中になったとき腸内細菌がいないと、、


Depletion of Cultivatable Gut Microbiota by Broad-Spectrum Antibiotic Pretreatment Worsens Outcome After Murine Stroke
2016  4月  ドイツ

脳卒中後の感染症を防ぐために抗生物質がよく使われる。一方で 腸と脳の双方向ネットワークの働きが神経疾患に関係するという報告もある。

腸内細菌が脳卒中の進展にどう影響するか実験してみたそうな。


ネズミに複数の抗生物質を8週間与えて腸内細菌を死滅させた。抗生物質を中止して3日後、人為的に脳虚血にしたところ、


次のようになった。

・腸内細菌の有無は虚血直後の梗塞の大きさには影響しなかった。

・5日以降、免疫細胞が大きく減少していた。

・5-7日後に多くのネズミが大腸炎で死んだ。

・抗生物質を投与し続けるか、脳虚血まえに別の仲間から腸内細菌を移植することで死亡率を下げることができた。

腸内細菌が脳の梗塞を抑える効果は確認できなかったが、腸内細菌があったほうが死亡率が下がることはわかった、


というおはなし。

図:脳腸相関

感想:

腸脳相関って言うのな。知らなかった。

これ思い出した。↓
ネイチャー:糞便移植で脳卒中が治るかも

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