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2020年3月15日

運転には右脳が大切


The right hemisphere is important for driving-related cognitive function after stroke
2020  3月  日本

脳卒中経験者にとって自動車運転は社会生活をいとなむうえでとくに重要な能力である。

交通事故を未然にふせぐための、路上やシミュレーターをつかった運転能力評価は状況限定的でありかならずしも信頼性は高くない。

そこで患者の脳の損傷位置と注意反応とその維持、運転技術との関連をくわしくしらべてみたそうな。




脳梗塞または脳内出血の患者57人(左脳損傷33人、右脳33人、両側9人)について、

標準注意検査:Clinical Assessment for Attention
持続処理課題:Continuous Performance Test
行動性無視検査:Behavioral Inattention Test および

運転シミュレーター検査(信号機への反応速度と車両をぶつける側と回数の計測)をおこなった。


次のことがわかった。

・車の左側をぶつける患者が 72% vs. 28% でおおかった。

・すべての評価項目に共通して不注意との高い関連をしめす部位は「右脳」だった。
自動車運転にもとめられる注意力を司る部位として右脳が重要であることがわかった、


というおはなし。

図:損傷脳半球と左右のヒット分布



感想:

つい2-3日まえにひさしぶりの高速道路で合流時にこわい思いをした。

そういうときはあとで当時の情景を思い出しながら取りえた行動を脳内シミュレーションするんだけど、なんというか 覚えている情報量が少ないんだ。

あたまがいっぱいいっぱいになってて、見えているものの周囲の様子にまで気持ちが及んでいないことにいまさらながらに気がつく。

右脳をやられたせいなのかねえ、、、

Stroke誌:右の脳卒中は車にはねられやすい

半側空間無視があらわれやすい日常の状況とは

運転技術 損傷脳 左右での違い

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