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2020年5月18日

上肢機能の主観的回復曲線


2020  5月  スウェーデン

脳卒中後の上肢麻痺は、急性期では患者の50-70%に、慢性期では40%に見られるという。

上肢機能の客観指標として、NIHSSやFMA-UE、ARATなどがある。

いっぽう ABILHANDアンケートは患者視点での日常生活動作を反映することができる。

ABILHANDスコアの重症度別、長期の回復過程についての研究はないのでくわしくしらべてみたそうな。




脳卒中患者106人について、
重症度別に 軽、中、重、の3グループに分け、

発症から3日、10日、4週間、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月時点でのABILHANDアンケートをとったところ、


次のことがわかった。

・全グループで手の主観的機能であるABILHANDスコアは増加した。

・これらの関連は年齢や重症度により若干のちがいがみられた。

・3ヶ月を過ぎるとスコアに有意な変化はなくなった。

脳卒中後の上肢機能の主観的評価は時間が経つにつれ向上した。しかしほとんどの改善は最初の3ヶ月間に起きた、


というおはなし。
上肢機能回復 重症度別



感想:

重症患者であっても、「主観的には」良くなっている感を抱くってことかな。

回復曲線かんけいの記事↓。





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