元2020 5月 韓国
歯周病や口腔衛生の不良は、脳卒中の仲介因子である局所感染、炎症、全身性炎症反応の原因となる可能性がある。
そこで、口腔衛生と脳卒中リスクとの関連を住民ベースで大規模に調査してみたそうな。
韓国の国民健康保険制度の健診調査から、人口統計学的情報、病歴、血液・尿検査結果に関するデータの欠落のない206,602人の参加者を対象とした。
歯周病の有無と、歯磨き回数、歯科受診歴、歯のスケーリング、歯の喪失数、う蝕数などの口腔衛生の指標を評価した。
脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血を含む脳卒中の発生をフォローし、関連を解析したところ、
次のようになった。
・10.4年のフォロー期間中に、脳卒中7,337例(全体の3.6%)が発生した。内訳は、脳梗塞5,795例(79.0%),脳出血1,568例(21.4%),くも膜下出血621例(8.5%)だった。・1日3回以上の頻繁な歯磨きが 脳卒中発症リスクと逆の関連を示した。・虫歯(う蝕)数が4本以上では脳卒中発症と正の関連があった。
口腔衛生ケアの頻度が低いと脳卒中リスクが高かった。1日3回以上の歯磨きで脳卒中発症リスクを低下させられるかも、、
というおはなし。
感想:
1年くらいまえからフィリップスの電動歯ブラシ使ってる。傷ついて出血することがなくなった。