元2020 7月 オーストラリア
脳卒中の早期リハビリ(early mobilisation)の安全性と有効性をしらべるために、
これまでの研究参加者の個人レベルのデータ(IPD:individual participant data)統合による精度の高いメタアナリシスをこころみたそうな。
IPDは、急性脳卒中の発症から48時間以内に離床を開始したランダム化比較試験からもとめた。
コクランレビューから6つの臨床試験を選出した。
次のことがわかった。
・参加者2630人のうち、54.6%が早期リハビリ群に、45.4%が通常ケア群に割り付けられた。・介入プロトコルは試験間でかなり異なっていた。・発症から離床開始までの時間の中央値は、早期リハビリ群で20時間、通常ケア群では23時間だった。・早期リハビリ群では通常ケア群よりも3ヶ月後の回復良好(mRS2以下)者が少なかった。・3ヶ月後の死亡については両群で差は認められなかった。
