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2020年8月3日

早期リハビリの個人データ メタアナリシス

2020  7月  オーストラリア


脳卒中の早期リハビリ(early mobilisation)の安全性と有効性をしらべるために、

これまでの研究参加者の個人レベルのデータ(IPD:individual participant data)統合による精度の高いメタアナリシスをこころみたそうな。



IPDは、急性脳卒中の発症から48時間以内に離床を開始したランダム化比較試験からもとめた。

コクランレビューから6つの臨床試験を選出した。



次のことがわかった。

・参加者2630人のうち、54.6%が早期リハビリ群に、45.4%が通常ケア群に割り付けられた。

・介入プロトコルは試験間でかなり異なっていた。

・発症から離床開始までの時間の中央値は、早期リハビリ群で20時間、通常ケア群では23時間だった。

・早期リハビリ群では通常ケア群よりも3ヶ月後の回復良好(mRS2以下)者が少なかった。

・3ヶ月後の死亡については両群で差は認められなかった。


早期に離床を開始した患者は回復が悪かった。リハビリテーションの開始は脳卒中後24時間以降にのみ考慮するべきである、



というおはなし。
早期離床


感想:

医療が頑張るとかえって患者が迷惑をこうむる例。













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