元2020 10月 日本
頭蓋内動脈瘤の破裂サイズの長期トレンドについての研究はすくないので、島根県立中央病院での35年間のデータからくわしくしらべてみたそうな。
1983-2017のくも膜下出血事例を5年毎に区切って解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に、1523件のくも膜下出血があった。・65歳以上、女性、5mm以下の小動脈瘤、年間死亡例数、は増加傾向にあった。・10mm以上の瘤の割合および、島根県の人口は減少傾向にあった。・小動脈瘤の割合は、非高齢男性と高齢女性で有意に増加していた。・10mm以上の割合は非高齢者で減少していた。・高齢者の人口は増加していたが、くも膜下出血件数に有意な傾向は見られなかった。
高齢女性での小さな動脈瘤のくも膜下出血が増加傾向にあった。島根県では高齢化がすすんでいるにもかかわらず、くも膜下出血件数は増加していないことが確認された、
というおはなし。
感想:
高齢女性での小動脈瘤の破裂増加の背景として、70代日本女性のMRAで11.1%に動脈瘤がみつかっている最近の報告があること、抗血栓薬の使用による可能性、を挙げている。