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2021年1月28日

脳梗塞の機械的血栓除去術の日常

2021  1月  ドイツ


脳梗塞患者での血管内の機械的血栓除去術の有効性が2015年にあきらかにされて以来、日常臨床シーンでの報告はいまだ少ない。

そこで、ドイツでの機械的血栓除去術の全記録を評価してみたそうな。



ドイツのインターベンション放射線学会(DeGIR)および神経放射線学会(DGNR)の品質保証データベースに登録された機械的血栓除去術の記録について、

臨床データと手技データを解析したところ、



次のことがわかった。

・158の病院の13840例のデータを対象とした。

・患者平均年齢は74、53.9%が女性だった。

・前方循環梗塞が87.4%、後方が10.7%だった。

・神経症状は、入院時NIHSSのスコアの中央値が14で、退院時は9に下がった。

・開通成績は、再灌流良好のTICI 2b+3が88.4%を占めた。

・「報告のあった」合併症率は7.3%で、内訳は、くも膜下出血(3.4%)、脳内出血(1.7%)、血管穿孔(1.3%)、別の塞栓(1.2%)、と続いた。

・発症から入院までの時間は94分で、入院から鼠径部穿刺までは74分、手術時間は43分だった。

脳梗塞の機械的血栓除去術では、再灌流の成功率が88.4%のいっぽう、出血などの合併症が7.4%に起きた。発症から手術終了まで3時間半ほどだった、


というおはなし。
退院時のNIHSSスコア


感想:

上の表見ると、退院時の神経症状記録の37.8%が失われている。なぜなのか?

こんな大事なことすら捕捉できていないのに、合併症事例を正直に報告するだろうか?成功率は信用できるのか?

なるほど、この↓とおりかもしれない、


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