元2021 2月 フランス
これまでの研究では身体活動と脳卒中リスクとのあいだに非線形の逆相関があることが確認されている。
そこで、脳卒中の種類別にこの関連をさらにくわしくしらべてみたそうな。
1990年に開始されたフランス女性を対象としたE3N研究のデータを用いた。
次のことがわかった。
・研究参加時に心血管疾患やがんのない平均年齢51の女性94169人を対象とした。・16.2年のフォロー期間に592例の脳卒中が確認された。・トータルの身体活動量は脳卒中リスクの低下と関連していた。・脳卒中全体および脳梗塞は、身体活動と L字型の関係にあり、・くも膜下出血および脳内出血は U字型の関係にあった。・このU字型関係は高強度の身体活動で顕著で、低強度の場合はすべての脳卒中の種類で線形の用量関係がみられた。
この結果は、身体活動が脳卒中リスクを低下させるとするこれまでの説を支持するものだった。しかし身体活動と脳出血との間には U字型の関係が認められた、
というおはなし。
日常の活動レベルであっても、一所懸命にからだ動かしている人たちは頭の中で血が漏れやすいということ。
