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2021年4月9日

リハビリを急いてはダメな理由

2021  4月  日本


脳卒中の発症から24時間以内に開始する超早期リハビリテーションが運動機能障害を悪化させることが報告されている。

しかし そのメカニズムはよくわかっていないので、新潟大学が動物実験でくわしくしらべてみたそうな。



左線条体に脳内出血を誘発する手術を施したラットについて、

偽手術群
脳内出血+運動なし群
脳内出血+超早期リハビリ群(24時間以内にリハビリ開始)

にわけた。

手術前後での感覚運動行動を観察した。

その後、脳組織を採取して血腫の大きさ、浮腫を測定し、線条体および感覚運動野でのmRNAほかタンパク質の発現量、を解析した。



次のことがわかった。

・早期リハビリ群で、水平はしごテストでの感覚運動障害が有意に悪化し、

・線条体での炎症性サイトカインIL-1bのmRNAレベルが有意に高かった。

・ニューロンマーカーであるNeuNタンパク質の発現が線条体と感覚運動野で有意に減少していた。


超早期リハビリテーションによる神経細胞死と炎症の増加が、運動機能障害を悪化させたと考えられる、


というおはなし。
超早期リハビリテーション

感想:

リハビリをあわてないで。











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