元2021 4月 日本
咀嚼機能が低下すると十分な栄養を摂取できなくなり脳卒中など心血管疾患の発症に関係してくると考えられる。
そこで、咀嚼機能の定量的指標として「最大咬合力」に着目して、心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。
2008-2013年に吹田市の内科歯科検診を受けた参加者1547人について、最大咬合力も測定した。
その後、3.5年ほど心血管疾患(脳卒中、冠動脈疾患)の発生をフォローして関連を解析した。
次のようになった。
・この間に32人が心血管疾患を発症した。・最大咬合力と心血管疾患とのあいだに有意な関連が認められた。・男女別にみると、女性でのみ関連が有意だった。
咀嚼機能の定量的指標である最大咬合力の低下は、脳卒中や冠動脈疾患のリスク因子であると考えられる、
というおはなし。
感想:
一本でも弱った歯があると全力で噛めないよな、、、と思って測定方法をみると、
ペラッペラのシートを噛むと、かかった圧力ごとに色がついて咬合力がわかる。
これなら噛めそう。(上の写真)