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2021年5月12日

Stroke誌:微小脳出血と抗血栓薬

2021  5月  アメリカ


微小脳出血は無症候性で、60歳以上の認知正常者のMRI検査で23%にみつかるという。

微小脳出血はのちの脳出血や脳梗塞のリスク因子でもある。

そこで、抗血栓薬(抗凝固薬や抗血小板薬)の使用が微小脳出血と関連するものか、くわしくしらべてみたそうな。



Mayo Clinic Study of Aging の参加者のうち、MRI検査をうけた1253人について、



次のことがわかった。

・26.3%に微小脳出血がみつかった。

・抗血小板薬のみを服用している者の27.3%と、

・抗凝固薬のみを服用している者の45.3%に微小脳出血がみつかった。

・抗凝固薬と抗血小板薬をともに服用している者の48.8%に微小脳出血がみつかった。

・微小脳出血の有無および頻度は抗凝固薬と関連し、抗血小板薬との有意な関連はみられなかった。

・微小脳出血の予測因子として、高齢、男性、抗凝固薬、アミロイドPET陽性があげられた。


抗凝固薬の使用は一般人の微小脳出血の存在とあきらかな関連があった、


というおはなし。
MRI検査


感想:

あたかも抗血小板薬がもんだいないかのような口ぶりだが、じつは↓。




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