元2021 6月 スウェーデン
血中マグネシウム濃度は血圧や血管内皮機能の調節に関与していると言われている。
しかし脳動脈瘤との関連についてはよくわかっていない。
そこで、マグネシウムと脳動脈瘤およびくも膜下出血との因果関係をあきらかにするべく、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。
ヨーロッパ人23829人を対象としたゲノムワイド研究において、マグネシウム濃度と強く関連する5つの一塩基多型を遺伝変数として選びだした。
脳動脈瘤7495例と対照群71934例についての別の研究をつかって、これら一塩基多型との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・遺伝的に予測される血中マグネシウム濃度が高いほど、脳動脈瘤リスクが低かった。・遺伝的に予測される血中マグネシウム濃度が0.1mmol/L増加するごとに、脳動脈瘤およびくも膜下出血のリスクが33-43%低下した。
血中マグネシウム濃度が高くなると、脳動脈瘤形成とつづく出血の可能性が下がることがわかった、
というおはなし。
感想:
マグネシウムとるために、アーモンドがいっぱいはいったミックスナッツをよく食べるようにしている。
