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2021年6月20日

コロナワクチンの血栓症 ジョンソンとアストラの比較

2021  6月  アメリカ


COVID-19ワクチンの接種後に脳静脈洞血栓症(CVT)の発生が報告されている。

そこで、Ad26.COV.2.S(ジョンソン&ジョンソン社)と ChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ社)の2種類のアデノウイルスベクターワクチンについて、

CVTからの血小板減少症の症状と経過をくらべてみたそうな。



COVID-19ワクチン接種後にCVTを呈した40人(Ad26.COV.2.S群12人、ChAdOx1 nCoV-19群28人)について、



次のことがわかった。

・Ad26.COV.2.S群のCVTは、ChAdOx1 nCoV-19群よりもあきらかに遅れて発生した。

・Ad26.COV.2.S群ではD-ダイマーとaPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)が小さかった。

・Ad26.COV.2.S群のCVT患者は、脳内出血や別の血栓症がおおかった。

・死亡率に両群で有意差はなかった。


これらの知見はCOVID-19ワクチン後の脳静脈洞血栓症の評価と管理の参考になるかも、、、


というおはなし。
血栓症 ワクチン比較


感想:

血栓できやすくなると同時に、血小板が減るせいで出血しやすくなるってことみたい。


自治体から、65歳以上の高齢者と64歳以下基礎疾患持ちへの大規模優先接種券の発行を、21日から開始するという案内がきた。

ネット情報に疎く疑いを持たない彼らの接種率はおそらく非常に高い。

ワクチンの長期的影響はまったくわかっていないので、数年後の高齢者と基礎疾患持ちの人口動態は貴重なデータになるだろう。

おおきな変化のないことを祈る。




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