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2021年7月27日

アルテメテルで脳梗塞治療の可能性

2021  7月  中国


脳梗塞の治療には事実上 rt-PAしかなく、しかも 3-8.5%の患者しか適応にならないため別の治療方法が求められている。

アルテメテルは抗マラリア薬として知られているが、抗がん、抗炎症、抗アレルギー、抗ウイルス効果をしめし、血液脳関門も通過する。

アルテメテルが脳梗塞に及ぼす影響についてはまったくわかっていないので、動物実験をこころみたそうな。



マウスの中大脳動脈を閉塞し、アルテメテル投与をおこなった。



次のようになった。

・アルテメテル投与により神経障害が改善し、梗塞体積および脳水分量が有意に減少した。

・さらに細胞死の進行を有意に抑制した。

・この効果は細胞外シグナル調節キナーゼ ERK1/2 経路に作用するものと考えられた。


アルテメテルの神経保護作用があきらかになった。脳梗塞治療薬としての可能性に期待する、


というおはなし。 
アルテメテルと梗塞体積


感想:

コロナ治療におけるイベルメクチンやヒドロキシクロロキンのそれに似たものを感じた。

ほんとはめっちゃ効くんだけど、安価過ぎてビジネスにならないため積極的に無視されているのかも。




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