元2021 7月 オランダ
一過性脳虚血発作や非心原性の脳梗塞のあとは、再発予防のための抗血小板薬による治療が勧められている。
この治療により脳梗塞の再発リスクを20-25%低下できるとされている。
さらなるリスク低減のために抗血小板薬の組み合わせが検討されているが、出血リスクの増大が効果を相殺してしまう可能性が考えられる。
そこで、個人の出血リスクに応じた抗血小板薬の組み合わせの可能性についてくわしくしらべてみたそうな。
非心原性の脳梗塞患者への抗血小板薬治療についての、
これまで行われた6つのランダム化比較試験のデータを統合 再解析した。
患者ごとの出血リスクは、S2TOP-BLEEDスコア(年齢、性別、喫煙、mRS、高血圧、糖尿病、脳卒中歴、アジア人、BMI、抗血小板薬の種類)で評価し、
アスピリン、クロピドグレル、ジピリダモール、の単剤、併剤での脳梗塞再発率、命に関わるような大出血率との関連を推定した。
次のようになった。
・3万7千人ぶんの患者記録を解析した。・アスピリン単剤では、大出血イベント率と脳梗塞の再発率は、S2TOP-BLEEDスコアとともに増加したが、常に脳梗塞再発率が上回っていた。・アスピリンにクロピドグレルを組み合わせると、単剤使用にくらべて大出血イベントの増加が脳梗塞再発率の改善を上回ってしまっていた。
・アスピリンとジピリダモールまたはクロピドグレル単体に明らかな違いはなかった。
これまでの臨床試験の結果では、患者個人の出血予測スコアの増加にともない、抗血小板薬による大出血率および脳梗塞再発率が並行して増加した、
というおはなし。
感想:
ようするに、出血しやすそうな患者ほど、大出血するのはもちろんのこと、脳梗塞も起こしやすい。
いろんな薬があって、あたかもそれらの組み合わせのなかに最適解がありそうではあるものの そのようなことはなく、飲めばのむほどに身体中から出血しやすくなり命をおびやかすってこと。