元2021 9月 スペイン
コロナワクチンの接種後にもっとも頻繁におきる副作用の1つが頭痛である。
また、アデノウイルスベクター（アストラゼネカやジョンソン＆ジョンソン）ワクチンの接種者において、脳静脈血栓症の発生が認められており、その症状としても頭痛がもっともおおく報告されている。
そこで、アデノウイルスベクターワクチン接種後に脳静脈血栓症が認められた患者について、頭痛の特徴をくわしくしらべてみたそうな。
アメリカとヨーロッパでの2021年03月01日から04月30日までの症例データについて解析した。
次のことがわかった。
・ワクチン接種後に脳静脈血栓症を発症した77例を確認した。・患者の年齢は、95.8%が 60 歳未満で、89.7%が女性だった。・頭痛は49.4%に認められ、92.1%では他の症状を伴っていた。・多臓器血栓症は24.7％に、脳出血は42.9％に認められ、24.7％が死亡した。・ワクチン接種から脳静脈血栓症に関連した頭痛が発症するまでの期間の中央値は8日だった。・頭痛の有無と死亡との関連は認められなかった。
アデノウイルスベクターワクチン後に1週間ほど遅れて発症する頭痛は、脳静脈血栓症と関連している可能性が高い、
というおはなし。
感想：
ほとんどが↓女性なのな、、、