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2021年9月3日

メロディック・イントネーション・セラピーのメタ解析

2021  8月  スペイン


脳卒中患者の30-34%はなんらかの失語症を経験するという。

言語聴覚療法によるリハビリテーションのうち、とくにメロディックイントネーションセラピー(MIT)がもっとも期待されている。

MITは構造化されたプログラムで、患者はセラピストが歌う口語リズム、韻律パターンを真似て再現を試みる。

MITの有効性に関するエビデンスについてメタアナリシスをおこなったそうな。



脳卒中で非流暢性失語症の患者を対象としたランダム化比較試験のうち、MITを使用したものを厳選してデータを統合 再解析した。



次のことがわかった。

・患者94人を含む4つの臨床試験がみつかった。

・MITは機能的コミュニケーション(Communication Activity Log)に有意な改善を示した。

・MITは言語表現(名前付けと反復)についてポジティブな効果を認めた。

・しかし理解力についての有意な改善効果は認められなかった。


メロディックイントネーションセラピーが機能的コミュニケーションおよび反復課題にあきらかな改善効果を示すことがわかった、


というおはなし。
メロディックイントネーション


感想:

セラピストが声の低いおっさんだったりするとキツイな。





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