元2021 9月 中国
筋機能の障害は生活の質の低下のみならず、糖尿病、高血圧、心血管疾患の発症を促すとされている。
握力測定は筋機能をしらべるもっともシンプルで低コストな方法である。
握力の経年変化と脳卒中など心血管疾患との関連についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
イギリス住民5300人について、
2004年、2008年、2012年に繰り返し握力測定をおこなった。
この間の握力が 安定的な、高、中、低、の3群に分けた。
さらに、2012-2019年に脳卒中など心血管疾患の発生をフォローし 関連を解析した。
次のようになった。
・フォロー中に、392人が心筋梗塞、169人が脳卒中、を発症した。・年齢や性別を調整後、握力が高い群と比較して、低い群の心血管疾患発症率は高く、心筋梗塞と脳卒中の発症率はいずれも2倍ほど高かった。