元2021 10月 日本
気温や気圧などの気象要因が脳内出血の発症に影響するという報告があるが、その関係はあきらかになっていないので、富山県の脳卒中患者記録をもちいてくわしくしらべてみたそうな。
2016-2019年の脳内出血患者記録から、この間のすべての日を、
脳内出血が0件の日、
脳内出血が1件のみの日、
脳内出血が2件以上の日、に分類した。
気象データとの関連を解析した。
次のことがわかった。
・19の病院から1691人の脳内出血患者が登録された。・トータル1095日のうち、250日は脳内出血が0件の日で、361日は脳内出血が1件のみ、484日は脳内出血が2件以上の日、だった。・1日の脳内出血件数がおおいほどその日の気温は低く、気温は脳内出血発生の有意な予測因子であった。・さらに、65歳以上、男性、在宅時発症、身体障害持ち、高血圧、大脳基底核や脳幹 小脳の出血は、気温低下の影響を受けやすい因子だった。
1日の気温が低いと脳内出血があきらかに発生しやすかった。患者の活動性、高血圧、出血する部位が低気温での脳内出血と関係していた、
というおはなし。
感想:
血圧の高いひきこもり気味のジジイは冬の脳内出血に注意、ってことで他人事と思えず関心をもった。
