元2021 7月 日本
大気汚染や気圧、気温が脳卒中に与える影響についておおくの研究がある。
日本は四季による気温の変動がおおきい。
そこで、日々の気温と脳卒中発生率との関連を、日本人について住民ベースで大規模にしらべてみたそうな。
滋賀県高島市での脳卒中登録データベースを使用した。
1988-2010の8401日ぶんの調査期間の日々の気象パラメータを、
5分位にわけ(Q1-Q5)、中間位Q3を基準として、
年間10万人あたりの脳卒中発生率を算出した。
次のようになった。
・脳梗塞1625件,脳内出血545件,くも膜下出血213件が起きた。・平均気温がQ3の10.7-17.2℃のとき、脳卒中発生率は357人でもっとも高く、・Q4の17.3-22.9℃のとき発生率287人、Q5の23.0-30.1℃のとき292人だった。・この関連は、最低気温、最高気温、事前気温についても同様だった。・年齢、性別で調整後、すべての脳卒中の種類について、Q4,Q5での発生率比はQ3のそれよりも低かった。