元2021 8月 日本
脳卒中発症率の季節変動についておおくの報告がある。
しかしそれらのおおくは欧米のものであったり、1960-2000年の古いもの、病院ベースのものであったりする。
そこで、日本の現在の住民ベースの大規模調査からしらべてみたそうな。
滋賀県脳卒中登録データベース(Shiga Stroke Registry:SSR)から、2011-2013年の初回脳卒中6688例を解析対象とした。
次のようになった。
・脳卒中の種類内訳は、4480例が脳梗塞、1588例が脳内出血、563例がくも膜下出血だった。・年齢 性別を調整後の脳卒中発症率は、年間10万人あたり、春に151人、夏に130人、秋に141人、冬に170人だった。・季節変動は、脳梗塞よりも脳内出血でより顕著だった。