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2021年11月10日

脳内出血から半年後の神経精神症状の割合

2021  11月  フランス


神経精神症状は認知機能低下の特徴であるが、脳内出血患者についてはあまり研究がない。


そこで、脳内出血経験者の神経精神症状の有病率と特徴、長期転帰についてくわしくしらべてみたそうな。



Prognosis of Intracerebral Haemorrhage研究に登録した脳内出血患者560人のうち、6ヶ月後まで生存できた265人を7年前後フォローした。



次のことがわかった。

・発症後6ヶ月時点で神経精神症状評価ができた患者は202人だった。

・そのうち神経精神症状は55%にみとめられた。

・情動症状(うつ、無気力など)は38%に見られ、次いで自律神経症状(疲労、めまい)が26%、多動性障害(注意欠如)が23%だった。

・多動性障害が情動症状にまさる場合、認知症になる可能性が高かった。


神経精神症状は脳内出血発症後6ヶ月の半数以上に認められ、認知症になる可能性が高かった、


というおはなし。
脳内出血


感想:

さいきん人との会話中に、『自分はこれからおもしろいコメントを口にするぞ』って意識した途端に、なにも話していないうちから自分の笑いが止まらなくなってしまって、会話が続かなくなる現象がよく起きるようになった。

病的な自覚があって、これも情動症状のひとつかな?と思っていたのでこの報告に関心をもった。






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