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2022年2月16日

脳卒中後の代替医療率

2022  2月  ドイツ


脳卒中後のさまざまな危険因子や後遺症の治療選択肢のひとつに「代替医療」がある。

代替医療の厳密な定義はないが、心身医学(瞑想、マインドフルネス、リラクゼーション法など)、中国伝統医学(漢方、鍼など)、ホメオパシー、キレーション療法、整体、カイロプラクティックなどおおくの異なるカテゴリーが含まれる。

脳卒中経験者での代替医療の利用状況や、非脳卒中経験者との違いについての研究は少ないのでくわしくしらべてみたそうな。



2017年の国民健康調査のデータ(n=26742、回答率80.7%)を解析した。



次のことがわかった。

・脳卒中経験者は3.1%で、彼らの代替医療利用率は28.9%だった。脳卒中経験の無い者では、代替医療利用率は31.3%だった。

・カイロプラティックや心身医学(mind-body medicine)の利用は非脳卒中経験者におおく、自然療法士への相談やホメオパシー利用は脳卒中経験者におおかった。

・もっとも利用がおおいのは心身医学カテゴリーで、そのうち脳卒中経験者に一般的なものは、瞑想(13.7%)、リラクゼーション(5.4%)、ヨガ(5.2%)、マインドフルネス瞑想(4.3%)、マントラ瞑想(3.1%)、誘導イメージ(2.6%)および太極拳(1.7%)だった。

・代替医療を利用する脳卒中経験者には、女性、高学歴、がおおかった。


脳卒中経験者は非経験者にくらべて代替医療の利用率が低かった。脳卒中経験のうち女性や高学歴者ほど代替医療を利用していた、


というおはなし。
脳卒中の代替医療率


感想:

すくなくともコロナウイルス感染症対策に関してだけは、効果と安全性の点で第一選択のワクチン療法よりも代替医療たとえば「日光浴して自然なものを食べてテレビを消す療法」の圧勝だとおもうよ。





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