元2022 3月 中国
シナモンは血中脂質や血糖値、炎症レベルを低下させる効果が報告されている。
シナモンと抗血小板薬を組み合わせての脳梗塞予防効果についての研究はないのでやってみたそうな。
2014-2016年に軽症脳梗塞またはTIAで入院した患者について、
アスピリン＋シナモン群
アスピリン＋プラセボ群
に分けて90日後の脳梗塞の再発を比べた。
シナモン群ではシナモン（肉桂）の顆粒5gを200mlの湯に溶いたものを毎日与えた。
次のようになった。
・平均年齢63、シナモン群62人、プラセボ群60人を対象とした。・シナモン群では、2例のみ3.2％がTIAを再発し、・プラセボ群では、脳梗塞2例とTIA7例の計15.0％の再発が起きた。・シナモン群ではプラークと狭窄の重症度があきらかに低かった。・両群に1例ずつ軽い上部消化管出血がみられた。
軽度脳梗塞患者にアスピリンに加えてシナモンも与えると、再発リスクがあきらかに低くなった、
というおはなし。
感想：
アスピリンは効果ないみたいだから、シナモンがすごいのか。