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2022年4月7日

Neurology誌:コイル治療のせいで7割に脳梗塞

2022  4月  カナダ


脳動脈瘤のコイル治療後に拡散MRIで新規の脳梗塞がしばしば認められるがその臨床研究はほとんどない。

そこで、脳動脈瘤のコイル治療後の神経保護薬ネリネチドのランダム化比較試験ENACTのデータをつかって、治療が原因の脳梗塞の予後をくわしくしらべてみたそうな。



次のことがわかった。

・平均年齢56、184人の破裂および未破裂を含む脳動脈瘤患者を対象とした。

・コイリングを主とする血管内治療直後に67.4%で新規の脳梗塞がみつかった。

・ネリネチドの投与に有意な治療効果はなかった。

・梗塞がみつかった患者の手術直後の認知機能検査MMSEスコアは低かった。

・梗塞の数がおおいほど、神経症状、臨床転帰、認知機能スコアが悪化していた。

・30日後でも、梗塞数は認知機能の遅延想起スコアや数字記号置換テストの悪化と関連していた。


脳動脈瘤患者のコイル手術直後のあらたな脳梗塞は約7割に見られ、のちの認知機能や神経症状の悪化と関連していた、


というおはなし。
コイル治療の図


感想:

カテーテルを行ったり来たりしていると血栓がこまかく砕かれてその先で詰まる。

21世紀にもなってなぜこんなことやってるんだ?








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