元2022 5月 フランス
おおくの研究が脳卒中と骨粗鬆症との関連を示唆していて、脳卒中患者には骨粗鬆症による骨折がおおい。
脳卒中患者では麻痺側の不使用や栄養不足、生理メカニズムの変化にともなう骨組織への機械的ストレスの減少などが原因で骨粗鬆症がすすむ可能性がある。
そして転倒のリスクも増加する。
そこで、脳卒中で片麻痺の患者の1年間の骨密度の変化をくわしくしらべてみたそうな。
フランストゥールーズ大学病院のリハビリ部門に2017-2018年に入院した脳卒中片麻痺患者について、
二重光子吸収法で測定する骨密度および転倒や骨折を1年間フォローした。
次のようになった。
・45人の患者のうちフォローを完遂できた18人を対象とした。・11人が転倒し、2人が骨折していた。・患者すべてで骨密度は減少し、・とくに麻痺側の大腿骨頸部が顕著で、骨密度は 0.055g/cm2、6.85% 減少した。・この骨密度減少量は閉経まもない女性の平均減少量の5倍に相当した。・この結果は過去の他のチームの報告とほぼ同様だった。
脳卒中で片麻痺になると最初の1年間であきらかな骨密度の減少が起き、とくに麻痺側の股関節で著しかった、
というおはなし。
感想:
さいきん深いスクワットをすると左の股関節にちょっと痛みが走るのよ。
運動不足かなとおもっていたので関心をもった。
