元2022 4月 中国
これまでの研究では、くも膜下出血の時間生物学的発生パターンは冬と早朝におきやすいことが示唆されているものの、結論はかならずしも一貫していないので、
中国人を対象に大規模にしらべてみたそうな。
武漢病院での2005-2020年の動脈瘤破裂によるくも膜下出血の患者記録を抽出して解析した。
次のことがわかった。
・1469人の患者記録を対象とした。・季節と月別には、発生率は冬とくに1月と12月に高く、夏は7月に低かった。・曜日ごとには有意な偏りはみられなかった。・概日リズム的には、朝8時前後のピークと16-20時に午後のピークのあきらかなパターンを示していた。・年齢、性別、血圧、動脈瘤の位置、サイズ、個数によるサブグループ解析でも日内パターンに変化が認められた。
くも膜下出血の発生は冬におおいほかに、1日のうちでは午前と午後にあきらかなピークを認めた、
というおはなし。
感想:
冬は寒さによる血管収縮と風邪の炎症や鼻かみ咳が原因かもって言ってる。
ほとんどのサブグループ解析でも昼ごはん時に件数におおきな落ち込みがある点が共通していた。