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2022年6月11日

滋賀からみる日本のくも膜下出血の現状

2022  5月  日本


くも膜下出血は脳卒中のなかでも若年層に発症し、致死率も高い。

フィンランドと日本は世界の他の国とくらべてくも膜下出血の発生率が高いことがよく知られている。

最近の日本のくも膜下出血発生率をあきらかにするべく、人口140万人の滋賀県住民の調査記録を解析してみたそうな。



2011-2015年の全脳卒中記録からくも膜下出血の初回患者1056人を対象とした。



次のことがわかった。

・女性は男性の2倍頻度で発症していた。

・平均年齢は66だった。

・性別によらずWFNS最重症のグレードⅤがもっともおおく36.7%、次いで最軽症のグレードⅠの28.1%だった。

・80%以上の患者が救急車で担ぎ込まれていて、高血圧は55.7%にみられた。

・現在喫煙者は男性の49.0%、女性の16.9%、現在飲酒者は男性の54.6%、女性の12.8%で、

・急性期で死亡した患者は全体の30.8%だった。

・患者は70歳代22.7%にもっともおおく、次いで60歳代22.6%だった。

・年齢、性別で標準化した発症率は、年10万人あたり男性10.4人、女性22.4人だった。


日本のくも膜下出血頻度は女性が男性の2倍で、8割は救急車で運ばれ、3割はもっとも軽症のグレードだった、


というおはなし。
WFNSグレードくも膜下出血の図



感想:

いちばん軽いグレードが3割で2番目におおいはおどろいた。ちょっとしたただの頭痛のはず。

ほっとけば自然に治るのに、ビビって救急車よんだばかりに鎮静剤打たれて意識をとばされ拘束され、家族の同意だけで効果が証明されていない手術がいつのまにかなされてしまうのが日本↓の医療。




しかもなぜか過去30年間で世界で「唯一」発症率が爆上がり中↓。



脳動脈瘤ビジネスで儲けているひとがよほどおおいのだとおもう。

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