元2021 12月 日本
未破裂脳動脈瘤をコイルで塞いだ後に瘤内に再び血流が流れ込むこと(再開通)がままある。
その程度がおおきいとコイルを追加する再建手術の必要がある。
そこで、再開通率と再建術の頻度およびそれらの危険因子について日本人でくわしくしらべてみたそうな。
2012-2019年にコイル塞栓術をおこなった172個の未破裂瘤について、
1年後の再開通および再建術の適用をフォローした。
次のことがわかった。
・40個23%の動脈瘤で再開通がおきた。・そのうち再開通程度のひどい42%の瘤にコイルの追加を勧めた。・追加の再建術を拒否した2例は34および77ヶ月後に破裂した。・再建術が必要になる瘤の特徴はコイル充填率が20%未満の場合だった。
コイル塞栓術をほどこした未破裂瘤の2割で再開通が起きた。そのうち4割はコイルを追加しなければならないほどだった、
というおはなし。
感想:
未破裂瘤があるひとはそういうものができやすい体質なんだから、手術で1つ塞いでも高頻度で再発したりあらたな瘤ができたりしてキリがなくなる↓。