元2022 8月 アメリカ
自己申告の「眠気」が、脳の老化や梗塞と関連しているものかどうか、大規模にしらべてみたそうな。
認知症や脳卒中、神経疾患のない フラミンガム心臓研究の参加者468人について、
睡眠ポリグラフ検査をおこない、その3年後にMRIを撮影して、
自覚眠気評価 Epworth Sleepiness Scale スコアと、全脳体積、灰白質体積、白質高信号体積、梗塞の有無との関連を解析した。
次のことがわかった。
・眠気スコアが高いことは、全脳体積、灰白質体積、がおおきいことと関連し、・隠れ脳梗塞が少ないこととも関連していた。・アルツハイマー病に関連するAPOE ε4遺伝子キャリアでない男性では、眠気は灰白質体積がおおきいことと関連していたが、APOE ε4キャリアでは眠気は灰白質体積がちいさい傾向があった。・日中の過度な眠気が長期にわたる人は、脳体積がおおきく、その後の脳萎縮や認知機能の低下とは関連しなかった。