元2022 8月 スウェーデン
脳卒中以前の活発な身体活動が重篤化から脳を護る可能性が示されている。
しかしそれらは脳梗塞についての研究が多く、脳内出血のそれは少ない。
そこで、脳卒中まえの身体活動と、脳卒中重症度、死亡率との関連を脳内出血および脳梗塞にわけてくらべてみたそうな。
2014-2019年のスウェーデンの3施設での脳卒中患者を対象とし、
軽度身体活動を週に4時間以上 または中強度の活動を週に2時間以上、
の場合を「身体活動あり」、とした。
次のことがわかった。
・脳内出血763例と脳梗塞4225例を対象とした。・脳卒中まえの身体活動あり、は重症度が低いことと関連していた。・4.7年前後のフォロー期間中に、脳内出血の48.5%が、脳梗塞の37.5%が死亡した。・脳卒中まえの身体活動ありだと、30日死亡率が脳内出血で70%、脳梗塞で78%低く、・30日-2年の長期死亡率では、脳内出血で60%、脳梗塞で51%低かった。