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2022年10月28日

脳梗塞のあと25年間の認知症率は

2022  10月  アメリカ


脳卒中の大部分は脳梗塞であり、彼らは認知症に移行する可能性が高いと考えられている。

そこで、脳梗塞後の認知症発症率およびその予測因子をしらべるべくメタアナリシスをこころみたそうな。



次のことがわかった。

・脳梗塞経験者55929人をふくむ22の研究を対象とした。

・脳梗塞後の累積認知症率は、5年後20%、15年後30%、25年後48%だった。

・脳梗塞の再発患者は初回脳梗塞患者にくらべて認知症率が1.5倍高かった。

・脳梗塞後の認知症の予測因子として、
女性、高血圧、糖尿病、心房細動、脳卒中の既往、病変位置が優位脳半球や脳幹 小脳 前頭葉である、失語症、嚥下障害、歩行障害、白質高信号がある、側頭葉萎縮、が挙げられた。


脳梗塞後25年間で約半数が認知症になった。脳卒中の再発や病変の位置が認知症の発症に関連していた、


というおはなし。
認知症で異食の図


感想:

テストスコアが低いだけの「認知障害」がさらに進んで、日常生活が崩壊するレベルが「認知症」。

25年で半数は意外にすくない印象。


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