元2022 11月 中国
脳卒中後のうつはほとんどのばあい1ヶ月ほどで発症し、慢性化する傾向があり機能回復の妨げとなる。
そのメカニズムは解明されておらず、有効とされるセロトニン再取り込み阻害薬はしばしば副作用が問題となっているため代替となる治療法が求められている。
そこで、脳卒中後うつへの音楽療法の効果についてメタアナリシスをこころみたそうな。
2022年10月までの関係する論文を厳選し、データを統合 再解析した。
次のことがわかった。
・患者1625人を含む20の論文がみつかった。・音楽療法は、ハミルトンうつ病尺度ほか計3種の評価スコアを有意に低下させることが示された。・また、音楽療法が脳卒中後うつ患者の日常生活動作を有意に改善した。・しかし脳卒中後うつによる暴力や便秘 下痢などの有害反応を改善するものではなかった。