元2023 8月 カナダ
これまでの研究で、脳卒中生存者の最大37%が損傷脳半球と同側の肢に運動障害を経験していることが示されている。
しかしこれらの障害と、対側肢の障害度や損傷脳半球の左右との関連はよくわかっていないので、
臨床評価よりも感度の高いロボット運動機能評価をもちいて、くわしくしらべてみたそうな。
初回脳卒中患者106名を対象に、Kinarm外骨格ロボットを用いた腕運動機能障害評価(視覚誘導リーチング課題)を実施した。
参加者は、脳卒中後1週、6週、12週、26週の時点で、同側腕と対側腕の両方を用いて、臨床的測定(CMSA)とともに評価を完了した。
次のようになった。
・ロボットによる腕の運動機能評価では、脳卒中直後の臨床的測定よりも同側腕の障害の割合が高かった。・同側腕の障害の割合は、全フォロー期間を通じて47%から14%に減少した。・同側腕機能の障害の程度は、どちらの半球が損傷したかに依らないことが明らかになった。・同側腕の障害の程度は様々であったが、いくつかのロボットパラメータにより、対側腕の障害の重症度と中程度の有意な関係を示した。
脳卒中後の同側腕の障害は、当初47%に認められた。これらの障害は損傷脳半球の左右と関連しなかった。6ヶ月後には同側腕に障害を持つ者の割合は14%にまで減少した、
というおはなし。
感想:
このテーマはよくでてくるけど、実感ないんよ。
ほとんどは治ってしまうってこと。