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2024年6月13日

新抗凝固薬、期待を裏切る:脳卒中も認知症も予防できず

2024  6月  アメリカ


認知症のリスク要因である心房細動(AF)の発生率と有病率は、時間の経過とともに増加している。

経口抗凝固薬は、脳卒中のほか心房細動による悪影響を軽減し、認知症による健康格差を縮小できる可能性もある。

DOAC(直接経口抗凝固薬)の使用が増加する中、新たにAFと診断され、抗凝固薬を服用している患者における認知症の発生率をくわしくしらべてみたそうな。




2007年から2017年メディケアサービス受給者である地域在住者の新規AF患者の記録を対象とした。

サンプルは、67歳以上の新規AF患者で、認知症の既往がなく、ワルファリン、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバンなどの抗凝固薬を使用している受給者に限定した。



次のことがわかった。

・合計1,083,338人の受給者が含まれ、58.5%が女性で、平均年齢は77.2歳であった。

・抗凝固薬治療を受けた新規AF患者群では、DOACの使用率は、DOACが発売された最初の年(2011年)の10.6%から、2017年には41.4%に増加した。

・経口抗凝固薬を服用している新規AF患者群では、交絡因子を調整した後、3年間の認知症発症率は群間で有意な変化は見られなかった。

・例えば、2007年と2008年に心房細動と診断された白人の認知症発症率は9.1%、2017年の発症率は8.9%であった。

・全体的に、認知症の発症率は黒人が最も高く、次いでアメリカ先住民/アラスカ先住民、白人で、アジア人が最も低かった。

・2017年には、黒人の10.9%が3年以内に認知症を発症し、次いでアメリカ先住民/アラスカ先住民の9.4%、 白人では8.9%、ヒスパニック系では8.7%、アジア系では6.9%であった。

・人種/民族を問わず、3年間の脳卒中リスクは経年的に一貫して低下したが、DOACの利用増加は、この傾向を変えることはなかった。


2007年から2017年にかけて、新たに心房細動を発症した患者群におけるDOACの使用が増加したが、認知症や脳卒中リスクの有意な低下には関連していなかった、


というおはなし。

新抗凝固薬 DOAC


感想:

DOACはワルファリンにくらべて、血液モニタリングの必要もない安全な薬として非常におおくの使用者を獲得した。

しかし、脳卒中や認知症の予防効果は認められず、期待に応えられなかったばかりか、

脳内出血率はワルファリンの5倍。低用量で使用したらなお出血しやすいという体たらく。↓








さもありなん

超過死亡


「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。
当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by GPT-4



予想外の人口減少が拡大中。2019年までの自然減傾向から予測される外挿値とくらべて、現在すでに100万人以上が余計に亡くなっている。

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