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2024年8月5日

COVID-19後の脳卒中かと思いきや、実はクロイツフェルト・ヤコブ病だった!

2024  7月  インド


COVID-19パンデミックは、世界中で広範な健康被害を引き起こしている。

その中でも特に注目されるべきは、COVID-19が引き起こす脳卒中などの神経学的合併症である。

そのなかで、COVID-19とクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の関連性を示す事例があったそうな。



CJDとは、異常なプリオンタンパク質の蓄積によって引き起こされる致命的な神経変性疾患である。

CJDには散発性(sCJD)、遺伝性、医原性、変異型(vCJD)の4つのタイプが存在する。
sCJDは原因不明で自然発生的に発症する一方、vCJDはBSE(狂牛病)に感染した牛肉の摂取が原因である。



次のことがわかった。

・ある83歳の男性がCOVID-19に感染し、その後急速に認知機能が低下した事例が報告された。

・この男性は、COVID-19感染後に記憶障害、行動の変化、ミオクローヌス(筋肉の不随意収縮)などの症状を呈し、最終的にクールツフェルト・ヤコブ病(CJD)と診断された。

・診断には、臨床評価、脳波検査、MRIが用いられた。特にMRIでは、脳の特定の領域に高信号が見られることが多い。

・この患者の診断には脳脊髄液検査は行われなかったが、一般的には脳脊髄液検査で14-3-3タンパク質の検出が重要な診断指標となる。

・今回のケースでは、急速に進行する認知症、ミオクローヌス、視覚および小脳症状、無動性無言症などの症状が重視され、CJDと診断された。

・このケースは、COVID-19感染が神経変性疾患の発症を促進する可能性を示している。

・COVID-19とCJDの関連性は未だ明確には解明されていないが、全身性の炎症反応や免疫系の変調が神経系に影響を与える可能性が考えられる。


COVID-19は呼吸器疾患にとどまらず、クロイツフェルト・ヤコブ病のような神経変性疾患を引き起こす可能性があることが今回のケースから示唆された。今後のパンデミックでは神経系への影響が一層深刻化する恐れがある、


というおはなし。


COVID-19後のクロイツフェルト・ヤコブ病


感想:



ノーベル医学賞研究者(Luc Montagnier)によると、接種が始まってからCJDがバク増中とのこと。



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