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2025年9月8日

偽物では守れない──脳卒中を遠ざけるオリーブオイルの見分けかた

2025  9月  スペイン


地中海食は心血管病を防ぐ食事として有名である。その中心的な食材がオリーブオイルである。

しかし、これまでの研究は「オリーブオイル全般」として扱うことが多く、エクストラバージンオリーブオイル(EVOO)と精製オリーブオイル(COO)を区別したうえでの長期的な影響は十分に検証されていなかった。

そこで、脳卒中や心房細動、末梢動脈疾患など、より幅広い心血管疾患への影響をくわしくしらべてみたそうな。



スペインで行われたPREDIMED試験に参加した高リスク者7,102名(平均年齢67歳、女性57.5%)を対象とした。心血管病の既往はなかった。

毎年の食事調査に基づいて、EVOOとCOOの摂取量を累積平均で算出した。主要評価項目は、心筋梗塞、脳卒中、末梢動脈疾患、心不全、心房細動、心血管死のいずれかが初めて起きた場合である。追跡期間は中央値4.7年であった。



次のようになった。

・追跡中に621件の心血管イベントが記録された。

・EVOO摂取量が最も多い群(平均49.2 g/日)は、最も少ない群に比べて心血管イベント全体が25%少なかった(HR 0.75, 95% CI 0.60–0.94)。

・脳卒中リスクは42%低下していた(HR 0.58, 95% CI 0.36–0.91)。

・末梢動脈疾患や心房細動についても有意なリスク低下がみられた。

・一方で、心筋梗塞、心不全、心血管死については有意差はなかった。

・COOの摂取量は、EVOOを調整に含めると心血管リスク低下とは関連しなかった。


高用量のエクストラバージンオリーブオイル(40 g/日以上)を長期的に摂取することは、脳卒中のリスクを約4割減らす効果を含め、末梢動脈疾患、心房細動などを含む主要な心血管イベントのリスクを有意に減らすことが示された。精製オリーブオイルではその効果は認められなかった。したがって、心血管疾患、とりわけ脳卒中の一次予防においては、「オリーブオイルなら何でもよい」ではなく、EVOOを選ぶことが重要であると考えられる、


というおはなし。

ホンモノのオリーブオイル



感想:

『精製過程でポリフェノール類が完全に失われるためエクストラバージン以外はダメみたいなんだけど、さいきんはエクストラバージンとは名ばかりのまがいものがおおく流通していると聞きます。ホンモノを見分ける方法を教えてください。』



以下、医師国家試験正答率98%のAIの回答コピペ↓



エクストラバージンの「ホンモノ」を見分けるチェックリスト

1. ラベルと認証を見る

  • DOP・PDO・PGIなどの原産地認証があるか。
  • 収穫年や搾油日が明記されているか(ベストビフォーのみは信頼性が低い)。

2. 容器を見る

  • 遮光ボトル(濃い緑や黒のガラス)または缶入りであること。
  • 小容量(250〜500ml)を選ぶと酸化前に使い切りやすい。
  • 透明プラ容器は劣化が早く、安価品に多い。

3. 味と香りを試す

  • 本物のEVOOはフルーティーな香り、口中の苦味、喉の奥のピリッとした刺激がある。
  • 油っぽいだけで香りが弱く、辛味・苦味がほぼ無い場合は要注意。

4. 価格の常識を知る

  • 世界的に価格は高騰中。極端に安い「エクストラバージン」は疑う。
  • 日本市場では本物は概ね1リットルあたり3,000円前後以上が相場感。

5. 購入先の信頼性

  • 生協・有機食品店・専門店・評判の良い輸入業者を選ぶ。
  • 生産者直送(農園や協同組合の通販)はさらに安心。

6. 科学的な保証(可能なら)

  • 酸度(0.8%以下)やポリフェノール含有量(mg/kg)の表示があると良い。
  • 国際コンテストの受賞歴は品質の裏付けになりやすい。

まとめ

ラベルの認証・収穫年、遮光容器と適正価格、そして味(フルーティー+苦味+ピリッ)。この三つを押さえるだけでも、まがいものを高確率で避けられる。




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